検査の流れと時間
経鼻内視鏡検査の流れ・時間
鼻からの胃内視鏡検査(経鼻胃内視鏡検査)を、受ける方の前日から当日の流れをご説明します。検査は10分前後で終了です。
1.検査前日(ご自宅で)
- 検査前日の夕食は、軽めに夜7時前後までに済ませてください。
- その後、水分摂取はかまいません。
- 薬は検査の妨げになるので服用しないでください。
2.検査当日(ご自宅からクリニックで)
- 検査当日の朝食は禁食です。
- 検査は午前中に行いますので、ご予約時間にご来院下さい。
3.検査前(クリニックで)
- 受付を済ませて、診療室へお入り頂きます。
- 検査台に横になります。
- 鼻に止血剤入りの液体(花粉症の治療で使用される一般的なもの)と、粘膜麻酔剤をスプレーで噴霧します。
- ゼリー状の麻酔剤をつけたネラトンチューブという細い管を鼻の中に挿入し、局所麻酔を追加します。
(鼻腔の開きが十分な場合は、ゼリー状の麻酔剤を鼻の中に注入するだけですむ場合も多いです)
リラックスした状態で進めていきますので、ご安心下さい。
4.検査中(クリニックで)
- 胃カメラを入れ、観察します。
- 検査中も会話ができます。ご不明点はお気軽にお話下さい。
- 10分前後で終了です。
5.検査後(クリニックで)
- 当院にて、少しお休みいただきます。
- 検査結果を聞いた後に、お帰り頂きます。
6.検査後(帰宅中・ご自宅で)
- 2時間位は、食事をしないでください。
それ以降は、いつも通りの食事をして大丈夫です。
※生検(細胞の検査)をした場合は、当日の飲酒は控えてください。
経口内視鏡検査の流れ・時間
口からの胃内視鏡検査(経口胃内視鏡検査)を、受ける方の前日から当日の流れをご説明します。検査は10分前後で終了です。
1.検査前日(ご自宅で)
- 検査前日の夕食は、軽めに夜7時前後までに済ませてください。
- その後、水分摂取はかまいません。
- 薬は検査の妨げになるので服用しないでください。
2.検査当日(ご自宅からクリニックで)
- 検査当日の朝食は禁食です。
- 検査は午前中に行いますので、ご予約時間にご来院下さい。
3.検査前(クリニックで)
- 受付をお済ませ下さい。
- 胃の中の泡をとる水薬を飲んでいただきます。
- 診療室の検査台に横になります。
- ゼリーの麻酔・噴霧の麻酔薬で咽頭を麻酔します。
- 胃の動きを止める注射をします。
説明を交えながら進めていきます。ご安心下さい。
4.検査中(クリニックで)
- 胃カメラを入れ、観察します。
- 緊張している方には鎮静剤を注射致します。
- 10分前後で終了です。
5.検査後(クリニックで)
- 当院にて、少しお休みいただきます。
- 検査結果を聞いた後に、お帰り頂きます。
6.検査後(帰宅中・ご自宅で)
- 2時間位は、食事をしないでください。
それ以降は、いつも通りの食事をして大丈夫です。
※生検(細胞の検査)をした場合は、当日の飲酒は控えてください。
大腸内視鏡検査の流れ・時間
大腸内視鏡検査を、受ける方の前日から当日の流れをご説明します。検査は15分前後で終了です。
1.検査前日(ご自宅で)
- 前日の夕食は原則、検査食を食べます。
- 腸管洗浄剤(1800ml)のうち、検査前日の夕方に半分(900ml)を服用します。
- 早めの就寝を心がけ、体調を整えましょう。
※仕事などで難しい方は、夕食は「おかゆ、スープなど、消化の良いもの」でお願いします。
また、腸管洗浄剤は当日の朝に服用して頂きます。
2.検査当日(ご自宅で)
- 検査当日の朝食は禁食です。水分は大丈夫です。
- 腸管洗浄剤の残り半分(900ml)を服用します。
- 腸管洗浄液服用後4~5時間で宿便が除去されますので、ご予約時間に合わせてご来院下さい。
3.検査の直前(クリニックで)
- 検査は午後からの開始となります。
- 検査着(ズボン)に着替えます。
- 検査台に横になり、おなかを楽にします。
- 内視鏡を挿入する部位には局所麻酔を行います。
腸の動きを抑える鎮痙剤の注射をします。
苦痛を感じにくくするため、鎮静剤を使用します。
患者さまがリラックスをしているか、確認をしながら進めていきます。ご安心下さい。
4.検査中(クリニックで)
- 内視鏡を肛門から挿入し、大腸全体を観察します。
- 病変があれば、生検という細胞の検査をしたり、ポリープがあればその場で取る場合もあります。
- 15分前後で終了です。
5.検査後(クリニックで)
- 検査の結果をご説明いたします。
- その後、検査後はすぐに帰れます。
※鎮静剤を注射した方は、少し休んでから帰宅して頂きます。
6.検査後(帰宅中・ご自宅で)
- 注射で腸の動きを止めているため、1時間くらいは食事をしないで下さい。
それ以降は、いつも通りの食事をして大丈夫です。
※生検(細胞の検査)をした場合は、当日の飲酒は控えてください。
※ポリープを摘出した場合は、取り方やポリープのサイズに応じた食事制限を、1週間前後、行う場合があります。
検査は気軽に受けましょう
上記でご説明した通り、検査前後は、食事制限はありますが、基本いつも通りお過ごし頂けます。検査に対する不安や恐怖心は、患者様により異なりますが、当院では、お一人ひとりに合わせて丁寧に内視鏡検査を進めていきます。
どうぞ安心してご相談下さい。
当院で検査を体験した患者様の声
40歳女性、胃ポリープ、経鼻胃内視鏡検査
会社のバリウム検査で要精密検査で、胃カメラを飲むことになりました。
数年前、口から胃カメラをしたのですが、辛かった記憶があり、不安で仕方なかったのですが、今回、鼻からの内視鏡をして頂きました。喉を通る時の嫌な感じもなく、検査は終わりました。胃のポリープも良性ということで安心しました。
女性の場合、バリウム検査に伴う卵巣への被爆も注意しなくてはいけないと説明を受けました。こんなに楽なら、被爆のことも考え、来年から毎年、胃カメラにしようと思います。
65歳男性、大腸癌、大腸内視鏡検査
便に血が着くようになり、受診しました。検査もすぐに遣っていただきました。
残念ながら、S状結腸に進行癌が見つかってしまいました。
都内の専門病院に紹介され、腹腔鏡手術をうけました。リンパ節転移もなかったです。
迅速な対応に感謝しております。
36歳 男性 早期大腸がん 内視鏡的ポリープ切除
特に症状があったわけではありませんが、大腸がんを患った血縁がいるので、心配で大腸内視鏡検査を受けることにしました。この歳なら何もないだろう、と思っていたのですが、10mm代の平坦なポリープが見つかり、内視鏡で取ってもらいました。
細胞の結果は、何と早期がん!それも、粘膜下層という部分まで浸潤していたようです。
びっくりしました。
幸い、処置が早かったので、内視鏡の治療だけで済みました。ほんとに検査って受けてみないとわからないんですね。検査も苦しいって聞いてましたが、そんなこと無いし、本当に良かったです。
30~40代男性、胃内視鏡検査 (QLifeの口コミより)
会社の集団検診の胃カメラで引っかかり急遽検査をしましたが、確かに内視鏡の扱いがとても上手で、それほど苦しくありませんでした。その後の説明も丁寧。
また朝8時から検査をしてくださったこともあり、当日の仕事への影響も少なく助かりました。