痔の予防のためにできる毎日の心がけ!

オミクロン株の感染拡大で外出や移動が減っている方も多いと思います。痔の予防のため、自宅で今からできる、生活習慣の心がけをご紹介させていただきます。

生活習慣の改善は痔の治療の基本です。痔を予防したり、痔を悪化させないために正しい生活習慣を身につけましょう。今回は、排便と食事のポイントについて少しご紹介いたします。

排便のポイント

便意を感じたときに排便する

便意の我慢は、便秘を招きかねません。便秘によるいきむは、肛門に負担をかけてしまいます。便意を感じたときは、我慢せず、トイレに座るようにしましょう。

排便時間は短くしましょう

排便のとき強くいきむと、肛門のうっ血や出血をきたすことがあります。完全に出し切ろうと、必要以上にいきまないようにしましょう。排便時間は、できる限り短く、長くても3分以内を目安にしましょう。

排便後は肛門を清潔に保ちしましょう

おしりが汚いと細菌が繁殖して、かゆくなったり、炎症を起こします。洗うなどして清潔に保ちましょう。また、洗った後は十分に乾燥することと、洗いすぎには注意しましょう。

食事のポイント

食物繊維を適切にとりましょう

食物繊維は、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維があり、それぞれ働きが異なりますので、2種類の食物繊維をバランスよく、しっかと摂取することが大事です。

水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌を増やしたり、便を柔らかくする作用があります。不溶性食物繊維は、便の量を増やして腸管を刺激し、腸の運動を活発化させ、便通を整える働きをしてくれます。排便習慣をスムーズ行うため、食物繊維の最適な摂取を心がけましょう。

十分な水分を摂取する

水分をしっかり摂取することで、便がやわらかくなり、排便がしやすくなります。

朝食の習慣をつける

朝食の摂取することは、胃腸の活動を活発にしてくれます。胃や腸が刺激されて、便意を起こすことにつながります。

アルコール類、香辛料を控える

肛門を刺激したり、うっ血をさせたりして、痔を悪化させてしまいます。注意しましょう。