健康寿命という話を聞いた。その言葉どおり、自分の事は自分で管理出来る、自立した状態でいられる年齢ということだ。日本人では男性が72歳、女性が76歳前後らしい。聞いた事を慌ててメモしたので若干の誤差はあるかもしれないが…
翻って、2011年の日本人の平均寿命は女性85・90歳、男性79・44歳で、前年比で女性は0・40歳、男性は0・11歳縮んだものの、世界に冠たる長寿国である事に代わりはない。
平均寿命から健康寿命を引いた期間は、家族や地域から何らかの援助が無くては生きていけない状態にある事を意味するらしい。演者の話では、日本人は平均寿命こそ長いが、健康寿命では、世界と大差が無い、との事だ。
健康寿命を平均寿命に近づける事が大切だ。この講演では、健康寿命を短くする要因に転倒→骨折をあげていた。適度な運動、カルシウム、ビタミンDの摂取など生活習慣の改善が必要らしい。日本人は、骨折に無頓着な面があったが、健康寿命という観念から、現在、大いに注目されてきている。骨折に関連する骨そしょう症という疾患の研究がホットな話題になっています。