内視鏡機器の開発、性能の向上は日進月歩である。検査を行う医療従事者側に注目が集まる傾向があるが、スポットライトが当たるのは技術の開発をやってのける技術者、研究者だと思う。彼らの努力のお陰で技術の習得が、困難とされてきた大腸内視鏡検査も誰もが普通に、苦痛なく出来る検査になるのは間違えない。時間の問題だ。内視鏡径が細くなり、内視鏡の硬さを自在に変更できる…これだけでも、大腸内視鏡検査の挿入性は格段に向上した。
しかし、これにとどまらず最近では、受動湾曲、高伝達挿入なる概念を具現化した内視鏡まで出現。使ってみたが、確かに挿入しやすい。旧経営陣による粉飾決算事件が、大きな問題になった会社だが現場はしっかりしている、という事だろう。日本全体に当てはまることかもしれないが…